私は、高校を卒業してから夫と同棲を開始するまで、一人暮らしをしていました。
大学生の頃に起こった出来事は、今思えば、よくぞ何事も起きなかったな、とゾッとする恐ろしい出来事でした。。。
テ~レ~レレ~レ~🎵🎶
大学の1~2年生の、若さが炸裂していたころ、私は、事件に繋がりかねない出来事を経験しました。
ドアの前に人が立っていた
当時私は、恋人の家に入り浸り、自分の家で寝ることはあまりない、というなんとも風紀の乱れた生活を送っていました(まぁでも、一人暮らしの学生の生活なんてそんなモンですよね?)。
ある朝、忘れ物を取りに帰宅したところ、玄関前に20代後半?くらいの男性が立っていました。
当時の私はアパートの角部屋、廊下の一番奥まった部屋に住んでいたため、私の部屋の前には、私の部屋に用がある人しか来ないはずです。
そこに、男性がじっと佇んでいるのです。。。
直感的に「怖い」と感じましたが、予定があって急いでいるし、忘れ物は部屋の中です。
一瞬迷ったものの、その男性の目の前で鍵を開け、ドアを細く開け、部屋に滑り込み、すぐさまドアを閉め、施錠しました。
ドアを閉めてすぐにドアスコープを覗くと、ドアの外にはまだ男性がいます。
家の中で息を潜め、10分ほど待ち、再びドアスコープを覗くと男性はいなくなっていたので、外出しました。
出窓から人が侵入しようとした
また別のある日、アパートの居室でくつろいでいると、台所の方からガタガタッと音がしました。
恐る恐る台所に行くと、台所の出窓が開いています(私が開けていた)。
出窓は “縦滑りだし窓” だったので、全開しておらず良く見えませんでしたが、出窓に面したお隣のアパートの通路に人が立っているのは分かりました(Fig. 1)。
え?出窓から誰か入ってこようとした??
と思った私は怖くなり、パタン、と出窓を閉めました。
台所の出窓はお隣のアパートの通路と面しているとはいえ(Fig. 2, 3)、ものすごーく頑張っても侵入できる構造ではないように思えましたが、窓の外に立っていた誰かさんは、出窓から侵入できるかも、と思ったのかもしれません。。。
ご近所さんがおかしなことを言い出した
ある日、私の部屋のドアが見える場所に住んでいる友達が、
「リケ女2号ちゃんの彼氏って、深夜のバイトしてるの?」
と言いだしました。
よくよく聞いてみると、何回か、深夜に私の部屋の前にいる男性を見かけた、とのこと。
しかも、時としてその人物は私の部屋のドアノブに手をかけていた、というのです。
しかし、その頃私に恋人はおらず、深夜に人が尋ねて来たこともありませんでした。。。
お巡りさんに聞いた身の毛もよだつ話
そんなある日のこと、若くてにこやかな2人の警察官がやってきました。
ごくごく一般的に行っていると思われる、
「最近どうですか?変わったことはないですか?」
と確認する巡回です。
おじさん、おばさんのお家を巡回するより、ピチピチ女子大生のお家を巡回する方がさぞかし楽しいんじゃないかな?なんて邪推しながら対応しました。
この発想って、「男性は自分と話すのが嬉しい」って思考の上にある発想ですよね。自信満々だったな、当時の私。
いやはや、若いって凄い。恥ずかしい。ある意味怖い話です。
さて、警察官お2人とおしゃべりしていた私は、ふと、ドアの前に男性が立っていたこと、深夜にドアノブに手をかける男性がいたことを思い出し、彼らに伝えました。
すると、、、
なんということでしょう。
「あ~、背が高くて細身で髪がぼさぼさの男性ですよね?安心して下さい。
その人、もう逮捕しましたよ。」
と、ニコニコ笑顔でのたまうではありませんか!!
聞けば犯人は、女性の一人暮らし宅に押し入り暴行を加える、ということを数件のお宅で行っていたとのこと。
彼は私が住んでいたアパートの、お向かいに住んでいる、同じ大学の学生だったそうです。
怖すぎる😱!!
その辺のホラーよりよっぽど怖いです!
何も無くて良かった~!
っていうか、あの状況で何も無かったのは奇跡!!
犯人が部屋の前に立っていた時、私は一人だったにも関わらずドアを開けました。
しかも、家に入る時と家から出るときの2回も。
ドアを開けた瞬間に押し入られたとしても不思議ではありません。
怖い、怖すぎる!
出窓からの侵入は、まぁ構造上できそうにもなかったので良いとして、
深夜ドアノブに手をかけられた時も、鍵が閉まっていなかったらあっさり侵入されていたことでしょう。。。
被害にあった友人もいた
当時はそこまで深刻に捉えていませんでしたが、もし自分の娘が同じ目にあったら、と思うと本当に怖いです。
友人の中には、
帰宅したらテーブルの上に見覚えのないエロビデオ(当時はVHSの時代でした)が置いてあった、
起きたら部屋の角で男性が体育座りをしていた(再度寝たふりをしたら出て行った)、
窓から覗いている男性と目が合った、
などなど、実際に被害にあった人もいました。
やっぱり、子供の一人暮らしは危険に満ちていると思わざるをえません。。。
常に危険と隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。
私は本当に心配性だし、子離れできていないので、娘ばかりか息子まで、一人暮らしをさせるのが怖いです。
でも、学生時代の一人暮らしは人生におけるマストアイテムだと考えているので、絶対にさせたいのです。
なので、子供に対しては一人暮らしを推奨し、子供が望めば、ちょっとくらい家賃が高くてもセキュリティーのしっかりしたアパートを契約しよう、と思っています。
リケ女2号の私見に満ちたひとりごと
大学生の私は、諸々の出来事があったにも関わらず、大して気にもせず、その部屋に住み続けました。
いやー、なんておバカさんなのでしょう?
ドアの前に見知らぬ男が立っているのに鍵を開けドアを開ける。
見知らぬ男性が部屋の前に立っていた時、アパートの下には、私を待っている恋人がいました。
恋人の元へ戻り、一緒に部屋に行けばどれだけ安全だったでしょう?
出窓から誰かが侵入しようとした時だって、呼べば家に来てくれる恋人・友人はいました。
何度も夜中に誰かがドアを開けようとしていたのなら、引越しだって、貧乏学生だったけど親に相談すれば引っ越せたかもしれません。
でも、親に相談さえしませんでした。
当時の私、想像力の欠片もないですよね、危機回避能力が無いと言いますか。
そんな自分の経験を振り返り、強く思うことがあります。
私の子供も、私に似ていますから、同じ目に逢っても同じ行動をとる可能性が高いかもしれません。
そんな我が子ですから、ちゃんとお互いを大切に想い合っている関係であれば、子供が一人で暮らすよりも、親に内緒ででも恋人の家に入り浸っている方が安心かな~なんて、割と本気で思っています。
色々な人とお付き合いしてみることで異性を見る目が養われ、結果的に良いお相手に巡り合える、ということもありますしね。ウフフ😘。