1日1食ダイエットを始めておよそ半年が経ちました。
ゆる〜くやっているので、「辛い」と感じることはあまりありませんが、絶大な効果を実感しています。
ライ○ップのCMのように劇的に痩せた、ということはありませんが、体重は順調に、徐々に減ってきています。
そして、30歳を過ぎてから健康診断のたびに基準値を超えていた γ-GTP が、10年以上ぶりに基準値の範囲内に下がるなど、肝機能がかなり改善しました。
私流1日1食ダイエットのルール
-
- 平日は夕食しか食べない
- 平日の夕食は好きなものを好きなだけ食べる
- 休日は好きなときに好きなものを好きなだけ食べる
要するに、平日は朝も昼も食べず間食もしなければ後はやりたい放題、ということです。
平日は朝食・昼食はとりません。間食も(できるだけ)しません。
その代わり、夕食〜就寝までは、ダイエットを忘れて過ごします。
夕食は食べたいものを食べたいだけ食べ、時には食後にデザートも食べます。
土日・祝日・有給休暇取得日など、休日はダイエットはお休みし、食べたい時に食べたいものを食べます。
ただし、出張時など、絶対に体調を崩せない時は平日でもしっかり昼食をとるようにします。
体重の変化
ここ200日間の私の体重の変化を Fig. 1 に示します。
図中の濃い緑色の線が朝起きてすぐに計った体重を、薄い緑色の線が夜寝る前に計った体重を示しています。
朝起きると寝る前よりも体重は減少しており、寝る前と翌朝の体重を比較すると、平均 0.9 kg 減少していました。
最初の100日間はとても順調に体重が減っていきました。
その後は、増えては減り、増えては減り、で、概ね 62 kg 程度をキープしてしまっています。
せっかく減った体重が、夏休みの暴飲暴食で増え、再び減ったところでシルバーウィークを迎えてまた増えた、という感じです。
いつもはありがたい気軽に長期休暇を取得できる環境も、1日1食ダイエットの推進という観点からは考えものです。ムムム。
自分では、ここ100日ほどは常に体重が 62 kg 程度だと思い、
「全然減らなくなったな、ホメオタシスのせいかな?」
と思っていましたが、図示することで、減らなくなったのではなく、増える時期があるから減っていないように見えるだけだ、ということが明らかになりました。
“見える化” は大事ですね。
62 kg という現在の体重では、決してスリムとは言えませんが、それでも、68 kg 程あった時期に鏡を見るたびに感じていた自己嫌悪は感じなくなりました。
写真を撮られることに対し、ストレスを感じることもなくなりました。
まぁ、ちょっとはマシになったという程度ですが、これからも継続してゆっくり痩せていけたら良いなと思っています。
体脂肪率の変化
ここ200日の私の体脂肪率の変化を Fig. 2 に示します。
図中の濃い青色の線が朝起きてすぐに計った体脂肪率を、薄い青色の線が夜寝る前に計った体脂肪率を示しています。
体重とは異なり、起床時の体脂肪率が寝る前の体脂肪率より平均 0.5 % 高くなっていました。
体重と同じように、100日目までは順調に減り、それ以降は増えて減って、また増えて、と変動しています。
体重の減少が、脂肪の減少によるものか、それとも別の体組織の減少によるものかを知るために、体重と体脂肪率から脂肪重量を算出しました(Table 1)。
脂肪重量は、以下の式で求めました。
“開始時” を例に計算すると、以下となります。
68 × 0.36 = 24.48
24.48 を四捨五入し、 “25” と表中に記載しました。
同様に、現在の脂肪重量は 19 と求められます。
開始時の脂肪重量 25 kg から現在の脂肪重量 19 kg をマイナスすると、 6 kg となります。
つまり、期間中に減少した体重が 6 kg で、同じく減少した脂肪も 6 kg であることがわかります。
ということは、今回のダイエットで減った 6 kg は、ほぼ脂肪だと言えそうです。
食事を制限するダイエットでは筋肉が減少してしまう、という話も耳にしますが、減少分がほぼ脂肪であるというのは、とても喜ばしい結果です。
肝機能が飛躍的に改善した
直近5年間に受けた健康診断および人間ドックの結果のうち、特に肝機能の指標となる、GOT (AST)、GPT (ALT)、γ-GTP の3項目の検査結果を Table 2 に示します。
いずれも、通常は肝臓内に存在し、肝臓がダメージを受けることで血中に放出され、血液検査の結果、値が高くなります。
表中、数値の右に赤い三角(🔺)が書いてある項目は、基準値をオーバーしていることを示します。
2016年時点で既にγ-GTP は基準値より高くなっていました。
2016年には、かろうじて基準内の値を示していたGOT・GPT は、2019年になると、基準値を超えます。
そして、2019年の γ-GTP は 100 を超え、肝機能に対して「D判定:要再検査」の診断が出てしまいました。
2019年の検査結果にショックを受けた私は、毎日飲んでいたお酒を、金曜日と土曜日のみ飲むようにしました。
しかし、休肝日を週に5日も増やしたにも関わらず、2020年春の検査では肝機能に関する各数値はさらに高くなり、とうとう「E判定:要精密検査」の診断が出てしまったのです。
「脂肪肝」「メタボ」の診断も出ていたことから、肝機能の衰退の要因が飲酒だけでなく、肥満にあるのではないかと考え至りました。
そして一念発起し、1日1食ダイエットを始めたところ、なんと、半年後には全ての項目で検査結果が基準値以下に改善したのです!
これは嬉しい!
γ-GTP が 38 まで下がるなんて想像すらしていなかったため、検査結果を受け取った時、どこに γ-GTP の結果が書いてあるのか一瞬迷ってしまう程でした。
体重が減った事ももちろん嬉しいですが、健康を取り戻したという事もとっっっっっっても嬉しいです!!
お酒を減らしても改善しなかった肝機能が、食事の回数を減らしたことによって改善しました。
私の肝臓が弱っていた原因は、お酒より生活習慣病が大きく影響していたのかもしれません(もちろんお酒の影響もあるとは思いますが)。
1日1食ダイエットをやって良かったこと
痩せた、健康になった他にも、色々と良いことがあったのでご紹介します。
【夕食を大切にするようになった】
まず、1日の唯一の食事である夕食をとても大切にするようになりました。
何せ1日でたった1回の食事のチャンスですから、適当なものを食べるなんてことは絶対にしたくありません。
バランスの良い、食べたい!と思える美味しい食事を丁寧に用意するようになりました。
夕食の質が上がったと、家族もとても喜んでいます。
また、自分自身、夕食の準備を手間に感じることがなくなりました。
もともと料理は好きな方でしたが、疲れている時などは、時には「作りたくない」という気持ちになることもありました。
でも、今では夕食が楽しみで楽しみで仕方がないので、やっと美味しい食事が食べられるぞ!と、毎回ウキウキした気持ちで夕食の準備を進められるようになりました。
夕食の準備は日常の中で必要な作業なので(外食すれば不要かもしれませんが)、以前よりもっと楽しく取り組めるようになって良かったです。
【時間が節約できる】
私の場合、通常、座っていれば食事が出てくる、ということはなく、食事をとるためには何らかの準備が必要です。
(夫にお願いすれば快く準備してくれますが、自分で準備した方が満足する結果になるので私が準備することの方が圧倒的に多いです)
食べに行く、買ってくる、作るなど、何かを食べるためには必ず準備に時間を要します。
また、食事をとるという行為そのものにも時間を要します。
1日1食ダイエット中なら、朝も昼も “食べない” ので、食事2回分の時間が節約できて、その分時間を有効に使えます。
1日1食ダイエットは辛くない
平日だけ1日1食の生活を半年間続けましたが、「辛い」と感じることはなく、これからもできるだけ長く続けていこうと思っています。
1日1食の生活を送る私はさぞかし我慢強いのだろう、と言われることがありますが、その反対で、私は全然我慢強くありません。
でも、だからこそ、1日1食の食事方法が合っていると感じています。
我慢強くない私にとって、1度の食事の量を減らすことはとても難しいのです。
ちょっと食べてしまったら、もっと食べたい、もっと食べたい、となってしまい、結局満腹になるまで食べてしまいます。
一方、1日1食ダイエットの場合、出勤している場合は、職場に食べ物を置かないようにさえすれば、日中に食べ物を口に入れる機会はなくなり、自分をコントロールする必要さえありません。
私にとっては、ちょっとだけ食べるより、何も食べない方がよっぽど簡単なのです。
また、1日に1回、食べたいものを食べたいだけ食べて良い時間があるおかげで、ストレスも感じていません。
上述した通り、以前よりも夕食が楽しみになり、1日で感じる食事に対する幸福度は、3食食べていた時よりも高くなりました。
つまり、以前より食事を楽しめているということです。
1日1食ダイエットは、我慢ができない、自分をコントロールできない人にこそオススメの方法だと思います。
リケ女2号の私見に満ちたひとりごと
私は、残念なことに、痩せてキレイになる喜びよりも、美味しいものを食べる喜びの方がはるかに大きい人間で、それがダイエットの失敗を招いてきました。
しかも、高カロリーな食事って本当に美味しくて、
カロリーは美味い
とさえ言ってしまいそうです。
美味しいものを食べて幸せを感じることが、本当に好きで好きで仕方がないのです。
気のおけない仲間と一緒だったりすると尚更です。
そんな、これまで数々のダイエットに失敗してきた私ですが、今回はとても上手くいっています。
勝因は、「朝ごはんと昼ごはんを食べない」以外に何の制限もないことだと感じます。
1日に1回は何でも食べて良いタイミングがあるなら、日中何も食べないなんて屁のカッパですよ、ほんと。
また、食事を制限すれば肝機能を健康な状態に保てるかもしれない、ということも、お酒大好きな私にとってはとってもありがたいです。
2019年の人間ドックの担当医に言われた、
「お酒が好きならば、なおさら長くお酒を楽しめるように健康に留意しなければいけないよ」
という言葉が今でも心に残っています。
まさに北風と太陽。酒をやめろと言われるよりもずっと効きました。先生もお酒がお好きなんでしょうね、きっと笑。
もちろんお酒も控えながらですが、食事に気をつけて長くお酒を楽しめれば、と思っています。
1日1食に慣れてしまった今となっては、
「そもそも身体の成長が止まってからは、毎日3食も食べる必要はないんじゃないかな」
とさえ思っています。
以前、
「どんなダイエットでも100日間継続できれば成功する」
と書かれた論文を読んだことがあります。
要するに、
無理をしても続かなければ意味がない
実行可能な方法を選んで継続することが大切
ということかな?と思っています。
私には、1日1食ダイエットが、これまで出会ったどのダイエット方法よりも合っているようです。
しかも、あのGACKT様も実践されている方法とのことで、ますます頑張ろうと思っています。