辛すぎて占いに行く

そういえば、理系女子のブログを始めたいというきっかけの一つに、

大学院生やポスドクとして奮闘してきた日々を、個人の思い出として風化させたくなく、後輩たちに、バリバリ頑張る理系女子の現場を伝えていきたいというのがありました。

 

最近やっと時間もできてきたので、まずは大学院時代の苦労話を少しずつ提供していきたいと思います。

ということで、真っ先に思い浮かんだのが、辛すぎて占いに行った記憶です。

なぜ、理系なのに(?)、占いかと言いますと、

大学院というのが、それほどにきつく、心の拠り所が必要だったのです😒。。

初めに辛くて心の限界がきたのは、博士課程2年目です。

博士2年目とは、どういう時期かと言いますと、

あと、一年少しで博士号を取らなければいけない、でも博士を取ったあとの自分の将来は全く見えない、という、不安で眠れなくなる時期です。

また、学部や修士で卒業した同年代の友人が、社会人となって成長し、たくさん稼いで羽振りよく遊んでいる噂や、結婚の噂があちこちから、聞こえてくる時期でもあります。

年齢的にも、20代後半に突入していくので、

自分はもう若くないんだと、少しずつ体力の衰えも感じ始めます。また、20 代という人生で一番いいかもしれない、この時期に、恋愛もせずに研究室に閉じこもって何をやっているんだろう、と感じて、焦っていました。

さらに、研究室内ではそこそこの、いじめがありました。いじめというか、陰口を叩く先輩、後輩(♂)に悩まされていたのです。

とある先輩は、陰で研究室メンバーの悪口を言いふらし、この研究室で役に立つのは俺だけだ!と豪語している人でした。とにかくいつも、誰かの悪口を言っていました。

私が悪口を言われる対象になった時も、すぐに気づきました。突然、先生や後輩から、実験器具の使い方や部屋の使い方について、妙な質問やら注意をされるようになるのです。

この先輩は先生や有力者に対してはとってもいい顔をして、こびへつらい、後輩をいつも取り巻きにして、一見、人格者に見えなくもないのです。ただ、悪口がひどく、悪質で、それも、相手への印象を、自分勝手に予想、誇張して話しいました。

あいつ、他からもクレーム聞いたことあるし、あのままじゃみんなから嫌われるぞ!と

彼は口が上手く、先生たちへの態度と、後輩や悪口相手に対する態度は、全く異なるという二面性を持っていました。

とにかく、そんな先輩に悪口を言われているというストレスがすごかった!

そして、同じ大学院にいた友人や先輩(おやびん(2号))はいつもストレス解消のために愚痴のはけ口になってくれていたし、辛い時に連れ立って占いに一緒にいってくれたのです。。なぜ、占いに、と自分でも突っ込みたいところですが、

そう、博士の生活、将来には保証がない、

でも20代という、人生で一番華やかで貴重な時間を費やしてしまう。

結婚も、出産も、したいのに

てな感じで、人生のいろいろな岐路に立たなければ、悩まなければいけない時、

いくら筋道立てて予定を考えて、目標に向かって邁進したとしても実験は失敗するし、

究極に辛かったのです!

占い師は、私にとっては全くの他人ですが、そんな他人が、私のことを客観的に見て、判断して教えてくれた、自分自身の現在や未来のことは、

まさに一筋の光でした⚡。

占いでは、結婚できるよ。結婚運はいいよ。子供は2人できるよ(今子供は一人ですが)。コツコツ頑張ればなんとかなるよ。てな感じのことは言われたことを覚えています。今思うと当たり障りのない、誰にでも言えるようなことを言われましたが、とても勇気をもらったのを覚えています。

そして今でも、辛い時はインターネットで占いのサイトを見てしまいます👀。

実は、つい最近でも、自分の現状に悩みまくり🤕、大型ショッピングモールの占いコーナーで、占ってもらいました。

その占いが、なんか、よかった👍。

私は自分の現状を話すと、周りの人に大変だね、と、眉を寄せられつつ感想を言われることが多い日常を送っています(仕事も子育ても、大変な感じでやっています)。

そんな中、その占い師さんに、現状を話したところ、

あなた、今年はいい時期で、いい選択をしますよ。変化を恐れずそのまま突き進みなさい。お子さんも大丈夫。

と、背中を押されました。

今まで自分の現状を話して、

家族やおやびん以外に、こんなことを言ってくれる人がいたでしょうか🙈

それでも、不安なんです。将来が不安でたまらないんですー、と、言い続ける私に、

かの占い師は、、あなたなら大丈夫。と言ってくれたのです。

 

その時、人からいただく言葉って、これほどまでに自分に影響するものかと、改めて気づかされました。

周りに、大変だねー、といわれると、

やっぱり人からみても大変なんだ、どうしようと、鬱々としますし、

大丈夫、と言われると、目の前が開けたような気がします。

人からの言葉って、暗示のようで、自分の中に響いてくるのですよね。

 

真っ暗闇の未来に向けて、大きな挑戦をする時には、時間も体力も費やしてしまうから、失敗した時のことを考えると挑戦することが怖い時があります。

そんな時でも、明るい未来を盲目的に信じて自分の力を出し切る時に、自分を洗脳するために、指針となるような言葉が必要で、それが、占いだったかなーとおもいます。

ちなみに、ちゃんとした占い(3000円くらい払うやつ)に行ったのは、大学院時代に行った分を含め、4回ほどです。頻繁に行くより、ここぞという時に、行くのがいいかと思います。

 

 

 

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