いや〜、本当に、出産って母親にとって(もちろん父親にとっても)一大事です。
自分の命と健康を維持するための通常の営みに加え、なんとお腹の中でもうひとり人間を育てるという大仕事が加わるのですから、その大変さたるや、相当なものです。
本当に大変で辛いこともあったから、その時期に夫がとった心ない対応だったり、思いやりに欠ける言動を、もう何年も経つのに思い出し、突発的に離婚したくなるような嫌悪感を感じてしまい辛いです。。。
あの出来事さえ無ければもっともっと愛せるのに!!
※この記事は、私が産前・産後に経験した「夫に不満を感じた出来事」をグチグチと綴った、くら~い内容となっておりますが、産前産後の妊産婦の立場として、できればこうしてほしかった、こうしてもらえたら嬉しかった、という事も書いております。
もし、興味を持って読んで下さっている男性がいらっしゃいましたら、奥様の産前産後期を乗り越え、円満な夫婦関係を築くための参考にしていただけたら幸いです。
つわり中のサポートが甚だ不足していた
私は、一人目妊娠中も、二人目妊娠中も、つわりがとっっっても酷かったです。
一番酷かった時期には 3 週間で 7 kg 体重が減少し、
「これ以上減ったら入院してもらいますから😤💢」
と、何故か私の体重減少に顔をしかめる若い女性のお医者様に怒られる有様でした。
ある日突然マーライオンに変身してしまい、自分ではどうにもできない体調不良と戦っている時に医者に怒られるなんて踏んだり蹴ったりです。
とゆうか、そもそもつわりって怒られるようなものなんですかね?
さて、話がズレてしまいましたが、
このつわりが酷かった時期には、嗅覚が大変鋭くなっており、あんな匂い・こんな匂いを嗅いだだけで吐き気を催してしまう毎日で、
妊娠前は全く気にならなかった、というか、存在すら認識していなかったような臭いが凶器となって私を苦しめました。
その中に、夫が特定のインスタントラーメンを食べた後の体臭?口臭?部屋の残り香?がありました。
帰宅してドアを開け、その臭いがするともう具合が悪くなってしまうのです(当時は毎日私の方が帰宅が遅かったのです)。
いや、つわり中には具合が良い瞬間など存在しなかったので、ただでさえ具合が悪いのにますます具合が悪くなる、という表現の方が正しいでしょう。
家の中にその臭いがあるだけで具合が悪くなり、眠れなくなるので、夫にはそのラーメンは食べないように何度もお願いしました。
ところがどすこい!
夫はそのラーメンを食べ続け、私は帰宅するなりますます具合が悪くなる日々を送りました。
そのラーメンが大好きだったのか?
はたまた、買っちゃったからもったいなくて食べ続けたのか?
理由はわかりませんが、ほんの数か月のつわり期間中に、そのラーメンを食べることを我慢しなかった、たったそれだけのことで、夫は、
つわりで辛い時にサポートしてくれなかった夫
本当に辛い時期に些細なお願いを聞いてくれなかった夫
に成り下がってしまったのです。
その後10年以上経過して、夫がどんなに良き夫、良き父親として私の前に存在しても、「どんなにお願いしてもあのラーメンを食べ続けた」というその事実が私の心の中から消えることはありません。
しかも、そのラーメン、飽きたんだか何だか知らないけれど、つわり期を過ぎて以降、夫が食べているところを見たことがありません。
ちょっとハマっている、ただそれだけのラーメンを、つわりで苦しんでいる妻のお願いを無視して食べ続けた。
それだけでその後の結婚生活を通してず~っと根に持たれるなんて、猛烈にもったいないと思うんですよ。
確かに、いくら自分の子供をお腹の中でインキュベート中だからといって、数週間、数か月間毎日具合が悪くいつものように過ごせない妻に戸惑う気持ちは分かります。
過ぎてしまえば 「ほんの数か月」 ですが、渦中にあれば 「一体いつまで続くんだ。。。」 と辟易する気持ちもよ~く分かります。
でも、つわりは、期間の長短や程度の軽重は人それぞれですが、いつか必ず終わります。
今苦しんでいる妊婦さんにも、嫁のつわりを苦々しく思っているご主人にも伝えたいのですが、
つわりはいつか必ず終わります。
我慢が必要なのは長くてもほんの数か月間です。
その後の長い人生で折に触れ 「あの時助けてくれなかった」 と思われるぐらいなら、ちょっとの期間、好きな食べ物・飲み物を我慢する方が良いのではないでしょうか?
つわりに苦しむ奥様をお持ちの男性には是非、夫婦のお互いのために、また、その後の家庭円満のためにも、ちょっとの間我慢して、
つわりで辛かった時に好きなものを我慢して支えてくれた愛すべき夫
になっていただければな、と思います。
出産準備を全く手伝ってくれなかった
2回の出産を通して、妊婦検診に一回も同行しなかった夫は出産準備にも全く無関心でしたが、特に今でも忌々しく思い出してしまうのが、第一子出産前に購入したビデオカメラの取り扱いに関しての出来事です。
今では動画撮影はスマホで担うことが多いですが、当時は、動画はハンディ・ビデオカメラで撮影するのが主流で、我が家でも待望の第一子の出産を控え、これを新規に購入しました。
産まれたての我が子の映像を残したい。その一心で購入したビデオカメラです。
産まれたての我が子を撮影するのは誰か?
分娩台に横たわる妻であろうはずがありません。そう、夫が撮るのです。
我が家のように、夫婦共に実家が遠く、出産時に私と夫以外病院にいない家族では、夫が撮るしかないのです。
私は子供が産まれる前に、ビデオカメラの説明書を読んで、きちんと録画できる準備をしておいて欲しいと夫に伝えていました。
出産時の撮影の準備など、こちらからお願いしなくても進めてほしいぐらいですが、夫が全く動かないので、何回かお願いしました。
でも、予定日を迎えても、予定日を1週間過ぎても、ビデオカメラの箱は開封されないままでした。
予定日を10日過ぎ、いよいよ入院となった日に、未開封のビデオカメラを入院時に持っていく荷物に入れた時の私の悲しさ、虚しさ、寂しさたるや。。。
夫は仕事に行っていたので、一人で入院し、ベッドサイドでビデオカメラを充電しました。
幸か不幸か、入院から出産まで 24 時間以上を要したため、娘が産まれた時にはビデオカメラの充電は満タンになっていました。
でも、何も準備していなかった夫に上手く扱えようはずもなく、産まれたての娘を撮ったはずのビデオカメラには、一瞬だけ映る病院の廊下と、「ありがとうございました」という夫の声が入っているのみでした。
電源を入れてからスタンバイ完了までのタイムラグを考慮していなかったために、ちゃんと撮影できなかったんですって。
おかげさまで我が家には、産まれたての娘の画像は存在しません。
この後、説明書を読んだ夫から、「押せば録画開始前の画像も保存されるボタン」 についての機能を嬉しそうに説明されたのですが、
その時の夫の嬉々とした顔に、脳溢血を起こしそうなほどにイライラした私に出来たのは、その場を去ることのみでした。
仮に、運良く産まれたての娘の画像が撮れていたとしても、何度お願いしても備えてくれなかったという事実を私は忘れなかったでしょう。
たしかに、出産そのものについて、父親に出来ることはないのかもしれません。
でも、出産に臨む母親のサポートならいくらでもできるはずです。
ビデオカメラの取説読むぐらいで嫁の懸案事項が減るんなら、何冊だって読めば良いじゃないか。
夫が何を思ってここまで非協力的だったのかは私には分かりませんが、
せめてあの時もう少し自主性と主体性を持って子供の誕生に関わってくれていれば、今よりもっと愛情を持って夫に接することが出来たのにな、と残念に思っています。
産後嫌だった夫の対応
我が家では、私の母が他界していたり、夫の両親が遠方な上に高齢だったりして、2度とも産後は夫婦2人だけで頑張っていました。
そんな日々の中でも、私は新生児を沐浴させたことが無いぐらい、夫は赤ちゃんの面倒を良く見ていました。
でも、未だに思い出して 「こんちくしょ~」 と思うことがあります。
それは、夫が毎朝出勤前に、
寝ている私と赤ちゃんの横で大音量の髭剃りでひげを剃っていた
ことです。洗面所で剃れよ~💢。
息子が産まれた当時、我が家の寝室には冷房がありませんでした。
息子は夜泣きがとても酷く、泣く息子をあやすのは育児休暇中である私の役目でした(夫は毎日仕事をしていたので、夜泣きの対応をして欲しかったという気持ちは全くありません)。
ただでさえ体温が高い赤ちゃんは、泣くともっと熱くなります。
通常であれば、まだ冷房が必要な時期ではありませんでしたが、そのホカホカの赤ちゃんを抱っこすると、私も暑くて汗をかくので、私には冷房が必要でした。
でも、エアコン購入を検討する私に夫は、自分は暑くないからエアコンは必要ない、と言うのです。
そりゃ~1人で寝る分には涼しくてエアコンなんぞ不要でしょうよ。
今なら夫の意見なんぞ無視して、というより、自分が必要だと思えば相談せずにとっととエアコンを購入しますが、当時の私は何故かエアコン購入に踏み切れず、娘と息子を連れて、唯一エアコンのあった居間で寝ることにしました。
エアコンのある部屋で寝るようにしたからと言って息子の夜泣きがおさまるはずもなく、息子は相変わらず夜通し泣き続け、明け方ようやくちょっと寝る、という様子でした。
当然私も、明け方息子が寝入ってから寝るのですが、しばらくすると居間に無遠慮に夫がやってきて、テレビを点け、大音量の髭剃りを使ってひげを剃るのです!
洗面所行けや!!
てか、外で剃れや!!
てかそんなんならもうホテルにでも言ってくれ!!
いや~、ホント、何なんでしょう?ワケわかめ。
居間で寝ているからといって、居間に入るなとは思いませんが、テレビ点けたりひげ剃ったり、寝ている家族を絶対に起こす行為を毎日当然のように行う夫。
夜泣きで全然寝られず、朝はテレビと髭剃りに叩き起こされる毎日。
思い出しても腹立たしいです。
いくら私が育児休暇中だからって、寝ているところを叩き起こして良い理由なんてないはずです。
妻の健康 <<<<< 自分のルーチン
だったんですかね?
例えば、休日の前日は夫が夜泣きの対応をするなどの配慮があればまた違ったかもしれませんが、完全母乳で子供を育てていた我が家ではそんなこともなく。。。
今となっては、当時の夫の心境になんか興味も無いですが、ふとした瞬間にこのことを思い出し、
「この人は産後間も無い上に(しかも帝王切開での出産後)、子供の夜泣きで夜寝られない妻に対して、洗面所で髭を剃る程度の思いやりも持てない人なんだ」
と、むなしくなります(思い出さなきゃ良いのにね😓)。
忘れたくても忘れられない
私は、夫のことをもっと愛して、夫婦円満に、仲良く、平和に日々暮らしていきたいのです。
なので、自分でも、
「こんな昔のことなんかさっさと忘れて前向けば良いじゃないか」
と思います。
でも、ど~~~~しても忘れられないのです。
手前味噌ですが、夫は人としても、夫としても、父親としても素晴らしい人物で、私にはもったいないとさえ感じています。
もう本当に、何処に出しても恥ずかしくない良き夫、良き父なのです。
ここで書いた以外にも、夫と暮らした十数年の間には、色々なすったもんだがあったはずですが、そのほとんどは忘れてしまい、ふとした瞬間思い出すという事もほとんどありません。
でも、ここに書いた、産前産後の出来事はいつまでも心に残り、ふとした瞬間に、離婚しても良いんじゃないか?と思うほどの嫌悪感を感じてしまいます。
その出来事から何年経過しても、産前産後に辛い目に合わされたという事実も、私がそれをいつまでも根に持っているという事実も、なにもかもが嫌になってしまう瞬間がどうしても消えないのです。
夫を愛しきれない妻と、どんなに頑張っても過去の事で愛されない夫。どっちも辛い。
Win × Win どころか、Lose × Loseです!
こんなに忘れられないのは、私にとって、それだけ妊娠・出産が特別なものだったからかもしれません。
また、一説によると、産前産後に分泌されるホルモンに、一時的に記憶力を増幅する効果もあるそうです。
もしかしたらそのホルモンのおかげで、いつまで経っても忘れられないのかもしれません。
とにかく、産前産後期間なんて長い人生においてほんの一時のことなので(大家族にとってはそうじゃないですが。。)、その後の人生を夫婦円満で過ごすためにも、男性は奥様を大切に労って過ごすのがお互いのために良いんじゃないかと思います。
また、妊娠・出産を担う女性も、産前産後の我慢は後を引くということを認識して、きちんとして欲しいこと、して欲しくないことをしっかりご主人に伝え、話し合うのが良いんじゃないかと思っています。
リケ女2号の私見に満ちたひとりごと
いや〜、私も若かったんですかね?
今なら、
夫が買い置きのラーメンを食べることを辞めないならそのラーメンをとっとと捨てるし、
エアコンなんてさっさと買って工事も依頼するし、
テレビはつけないように、髭は洗面所で剃るように強くお願い(?)するのに、って、心底思います。
そのどれもしなかった自分が、今では信じられないです笑。
夫婦なんて、長い年月をかけて一緒に色々な苦労を乗り越えて、お互いがより楽しめる、嫌じゃない暮らし方を模索していくしかないと思っているし、実際、私たち夫婦もそのように信頼関係を築いてきたと思います。
一方、妊娠・出産は、多くの場合夫婦を始めて間もない頃に起こるイベントです。
本当に大変なイベントであるだけに、夫婦がお互いにまだ遠慮がある頃だし、相当気をつけないと後々の夫婦生活に禍根を残す事態になっちゃうのかも知れません、ウチみたいに。。
もっと、お互いにきちんと話し合うべきだったな、と、反省しきりです。
なお、私が産前産後の出来事が忘れられず、折に触れ夫に対し離婚がよぎるほどの嫌悪感を感じている事を、夫に話したことはありません。
そんな過去のこと今更言われたって夫もどうしようもないでしょうし、私にも何の良いこともないと思われるので。。
もし、将来娘がするようなことがあったら、何とか上手に娘の旦那さんにこの事を伝えたいな、と、まだまだ先の事まで心配している始末です。
最後に、よそ様のご家庭に口を出すのはいかがなものか?とは思いますが、、、
奥様が妊娠中 / 赤ちゃんが産まれたばかりの / 妊娠を計画している ご家庭のお父さん、是非是非、奥様を、いつもの500倍ぐらいの愛情を持って大切にしていただければと思います。
奥様も、ちゃんと思っていることを口に出して伝えることも大切ですよ〜