大学に行き、大学院に行き、一般教養以上の専門知識を学んだ人の中にもいろんな人がいます。例えば、タイトルにあるように、陰口を言いまくって他人を貶める人もいます。自分より10歳以上も若い学生に恋をして犯罪もどきの行為をしてしまう人もいます。
最早、大学院まで来て勉強する人は、ある意味、変態、かもしれません。私も他人から見たら変態かもしれないので、精一杯バレないように気をつけて生きていきたいです。
常々思うのは、深い知識を学び、博士になっても、どれだけの専門家になろうとも、人格者になれるわけではない、ということです。ちなみに、大学や研究機関に所属する研究者や先生のほとんどは、教育者としての教育を受けていないですし、人格者としての教育も、悟りを開くような精神的な修行も、研究マネジメントやリーダーとしての教育だってもちろん、受けていないのですよ。(ハラスメントや、情報倫理的な講習、研究費の使い方についての簡単な講習は受けています)
どういう研究者になり、どのように研究室を運営して、学生を教育するのか、自分一人で考えなければならんのです。もはや、研究者として素晴らしい人の行動を真似るしかないのです。そんな人の、人生セミナーがあったら受けたいくらいです。
さて、前振りが長くなりましたが、今回は陰口を言いまくる人について、思い出しつつ書いていきます。
大学院は、大学学部生とは違い、社会人として一歩足を突っ込んだようなプロの世界になっていきます。学部生の頃の環境とたいして変わらないので、ぬるま湯のような大人の世界ですが、学部生までにはない初めての大人の世界が、大学院には詰まっていたりします。大人の世界っていうと、つまりは、損得感情渦巻くドロドロした世界でもあります。
小学校の道徳の授業では、みんな仲良く、相手の気持ちを思いやるように、なんて教えられたけど。大人の世界では、そんな道徳観念が、守られていない場面がかたくさんあるやんけ!って何度も道徳の教科書を思い出していました。その頃の私はまだまだ純粋でした。
私がいた大学院の講座で目立っていたのは、後輩たちには陰口を言いまくり、先生には忠誠心をあからさまに示すような、二面性をもつ先輩(♂)です。
その陰口、多少は黙認できることもありますが、陰口が過激になりすぎて現実にない嘘まで含まれたりすると、周りの態度が変わることもあり、仕事に支障が出てくるので大変迷惑なのです。ある事ないことを言いふらし、いかに、ターゲット(陰口の対象になっている人)が異常かを周囲にいいふくめ、共通の敵のような認識をもたせるのです。またそれをここだけの秘密、という限定的な話題にすることで常に話題を作りやすく、仲間意識を深める効果もあるようです。
実際、彼は研究室や講座のほとんどの人の陰口を言っていました。特に女性に対する陰口は酷かったのです。ターゲットはコロコロ変わり、いつの間にか私も陰口ターゲットになっていました。
そうなると、講座全体の雰囲気がかなり悪くなってきます。後輩達のやる気も低迷するのか、後輩が育たなくなります。彼は私の研究室の先輩ではなかったのですが、彼が作り出す雰囲気の悪さに辟易して、当時は、彼の卒業日を指折り数えていました。
大学院生の頃は、こんな人、ここにしかいないだろうと思っていました。もう関わることはないだろう。しばらくの辛抱だ、、と思っていたら、
その数年度、ポスドクになってから、似たような雰囲気を持つ奴に会ってしまいました。
先生に対する完璧な忠誠
後輩に対するちょっと威圧的、でも信頼感を持たせる言動、
そして、私への陰口(実際は私だけではなく、研究室の女子がターゲットでした)
かの先輩のコピーのような奴です。あんな変な人が、何人もいるはずがない、と思っていたやつのコピーがいるのです。
彼らのような、面性もをつ人から受ける被害は厄介で、陰口を言っているのは、はっきりと私にはわからないのです。それでも、相手の態度は私に対して豹変します。さらに、後輩や先生方から変な質問をされたり、周囲の態度も少しずつ変わってきたりします。
また彼が私に対し、様々な指図をしてくるのです。
あなたはここで、俺が思うような仕事をしていない、から、俺のいう通りにしてくれ。みたいな指図です。ちなみに彼は上司でもなんでもありません。
私が彼に対して持つ印象は、ある時までは、頼りになる同僚だったのですがある時、突然豹変しました。豹変したのは、私が授業の準備や手伝いで忙しくて、実験室の机の上が荒れていたまさに、私の実験態度に突っ込みどころ満載だった時です。突然の豹変ぶりからも、彼は、私がミスをする場面を一生懸命探していたことがわかりました。
さて、こんなことがあった時、どうするか、
私がやった対処法は、
全力で逃げる。一番立場が上の人に全事実を相談し、ことの一部始終を話す。一緒に対処法を考えてもらい、できるだけ関わらないようにしてもらう。メールや個人的なアクションがあった場合は、記録し、すべて上司に伝える。です。
彼については、私に対してのみ、態度が急に高圧的になりました。最初は、この態度の変わりようは、私の勘違い、もしくは私のせい、だと思い込んでしまいましたが、
そこは年の功でしょうか、、昔の研究室の先輩の思い出が役に立って、迅速に対応することができました。彼に対する、実際の対処法は上司である先生と一緒に考えました。
ちなみに、私は数カ所の研究室、研究機関を転々としましたが、こういう方、どこの機関にもいます。ここまで態度を変える人はそれほどいないですが。仕事に支障が出るようだったらすぐに、上司やさらに上の立場の人に相談することをお勧めします。いやでも、最近は、スマホでなんでも記録できるので、悪いことができない世の中になったなーと、個人的には思っています。
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