私は、頭ごなしな物言いをする人が大の苦手です。
そうやって何でも決めつけてかかってくるんだったら、何のために私との会話の機会を設けたの?
と疑問に思います。
頭ごなしオジサンが上司になっちゃった
昨年、大変居心地の良い部署から全く興味の無かった現部署に異動となり鬱になりかけた私ですが、異動から数か月経過してからは、それなりに仕事を楽しめるようになっていました。
ところが。。。
私の直属の上司を飛び越えて、さらに上の上司と接する機会が増え、ストレスも倍増しています。。。
この上司が、全てにおいて頭ごなしなのです。
相手の話に全く耳を貸さないって、それ、会話って言えるかね??
双方向のコミュニケーションを取っているように見せかけて、一方通行のコミュニケーション。
メールで済ませず、直接会話をしようとする姿勢からは、コミュニケ―ションを大切にしている人物である印象を受けないこともない。
でも、わざわざ部下の席まで来て、部下の話に全く耳を傾けず終始頭ごなしな態度を貫くのであれば、顔を合わせて話す意味なんてないのでは??
もう、全部メールで済ませてくれよ、という感じです。
勘違い/誤情報が多い
この頭ごなし上司、頭ごなしであるだけでなく、社内の状況や役割が良く分かっていないご様子なのです。
まぁ、頭ごなしな人物が思い込みが激しいというのは想像に難くないので当然かもしれませんが。
本来は他部署ですべき仕事まで、お前の仕事だ、と指示してくるのです。
異動して間もない私は、最初の頃は指示を受けた以上しっかりしなきゃ、と思って頑張りましたが、いざその時になると、本来の担当である部署/社員がその仕事を遂行し、私の出る幕は無い、ということが続きました。
また、勘違いなのか思い込みが激しいのか、彼が把握していないはずの事柄、例えば、彼が出席していない会議で話し合われた事柄についても、出席者である私の報告に対して「それは違う」などとトンチンカンな事を言うことも多々あります。
この時も、もちろん頭ごなしなので、こちらの話を聞くことはありません。
どうせ話も聞かないなら報告いらないじゃないか?と思います。
最初の頃は、自分の知らないところでこの件に関して、頭ごなし上司を含めた話し合いが持たれていたのかもしれないと考え、他の会議参加者、例えば会議主催者等に上司の言い分を確認していましたが、彼の言い分が正しかったことはありませんでした。
頭ごなし上司の下で働く者の心理
こういったかかわりを続けていると、こちらの話に耳を貸さない相手に対しては、たとえそれが上司であっても、こちらの意見・考えを伝えようとする気持ちは無くなっていきます。
何を言っても、
あーハイハイそれ違うから
という返事が返ってくると分っている相手には、意見を伝えようとする行為すら無駄だと思うようになってきます。
実際無駄ですしね。
本来はやらなくて良いことを指示され、下調べなどに費やした時間が無駄になることを繰り返すことで、私はどんどん意気消沈してしまい、自主性やら主体性やらはどんどんなくなっていきました。
こうしたことが繰り返されると、部下としては、上司の指示を「自分が実施すべき業務」としてとらえることは出来なくなります。
彼の指示や発言の中には、正しい情報も含まれているのかもしれません。
でも、全てが信頼ならないように思えてしまい、こちらの聞く耳も絶滅寸前、絶滅危惧ⅠA類ってなもんですよ。てやんでい!
頭ごなし上司への対処法
私なりの対処法はずばり、
なるべく距離を取る
話を鵜呑みにしない
です。
話す機会が増えるだけ混乱するのですから、自分を守るためには、むやみに話しかけず、また、指示などは鵜呑みにせず、自分でしっかり背景も含めて確認するしかありません。
彼は私の直属の上司ではないので、直属の上司との間で報告・連絡・相談が出来ていれば問題ないはずです。
上司の立場から見て、こんな部下はどうでしょうか?
上司になるべく話しかけないようにしている
上司の指示は正しくないと思っている
上司には報告・連絡・相談をしたくないと思っている
自分の部下や同僚が、自分に対してこういった感情を持っていたら、、、考えただけでゾッとします。
自分を避けていて、自分の話に耳を傾けず、ホウレンソウをする気もない。
そんな部下や同僚と良好な関係など築けるはずもないですし、チームメイトとして滞りなく仕事を進める自信もありません。
というわけで、
頭ごなしな上司というものは結局、部下から信頼を得ることが出来ず、上手く仕事を進めることも難しくなる
でしょう。
友達同士でも、親子でも、夫婦でも、上司と部下でも、お互いを尊重する気持ちがなければ、また、お互いを信頼することが出来なければ、良好な関係を築くのは難しいですね。
リケ女2号の私見に満ちたひとりごと
まぁ、この頭ごなし上司が私を取るに足らないものとして扱うには、それ相応の理由があるのであろうとも思うんですけどね。
だって、私は別の業界からの転職者だし、異動して来て1年未満で、「使えるコマ」とはほど遠いですから。
こういった扱いを受けることは、研究職についていた頃にも、転職後にも、たくさん経験してきました。
私はこれまではこういった、私を軽んじる態度を隠しもしない連中に対して、仕事をすることで一目置かせる事に成功してきました。
運が良かっただけかもしれませんが、これまでに出会ってきた頭ごなし野郎どもは、私の事を仕事をする上で有用と判断したからか、私に対する態度を改めてくれました。
それまでは鼻持ちならない態度だった人物が私に対する態度を改めるのを見ることは、何とも達成感に満ちた気持ちの良いものでした。
私を軽んじる人と出会うと、相手が態度を改める日を楽しみに思い、むしろヤル気が出る程でした。
でも、今は、、、
歳をとったという事でしょうか?
最近の私ときたら、そんな上司とのやり取りにただただ消耗するだけで、全くヤル気になれないのです。
は~困った困った。
まぁでも、別にそれでも良いんですよ。
なにせ、私にとって就業は自分の人生の目的ではなく、人生をより良くするための手段の一つにすぎず、今の私が就業する上で何より大切なのは、
如何に心身の健康を保ちつつ会社からお金を引き出すか
なのですから。
そして、頭ごなし上司も、私に害を為そうとして頭ごなしであるわけじゃないのでしょう、きっと。
私が常日頃心に留めている、“石ころ理論”の出番です。
石に躓いて転んだら痛いし、怪我をしたことに対しては悲しい気持ちになります。でも、石に対して「私を転ばせやがって」とは思いません。
だって、石はこれまでの紆余曲折から“たまたま”そこに転がっているだけで、私を転ばそうとしてそこに存在したのではないのですから。
社内のあんな人もこんな人も、各々の事情があって、イライラしていたり、心に余裕が無くなっているのでしょう。
だから、その人たちが私にどんな態度を取ろうとも、私が気にしなきゃいけないことなんて、な~んにもないのですよ。
道端の石ころと同じで、いちいち気に留める必要はないのです。
例えそれが石ではなくて大きな岩で、道が塞がれて通れないとしても、別の道を探せば良いだけなのですから。
まぁ、石だと思ったら犬のフンだったりして、いつもより嫌な気持ちになることもあるけれど、そんな時でも、私に出来ることは靴を洗って気持ちを切り替えるだけです。
犬のフンが犬のフンであるという事はみんな知っています。
道端に犬のフンが落ちていても、それを話題にする人はあまりいません。
わざわざ「あれは犬のフンですよ」と人に伝える必要もないし、「あなたは犬のフンですよ」と犬のフンに伝える必要もないのです。
部下を不快な気持ちにしてどんどんヤル気を削いでいく上司とは戦うだけムダ。
なるべく避けることが、自分の心身の健康と収入を守る唯一の方法です。
【↓ とはいえ、犬のフンが多い道よりも、少ない道の方が歩きやすいのは間違いない。】