転職して地方に移住して、だいぶ落ち着いて慣れてきたので、地方暮らしについてまとめています。
私は大学進学をしてから、複数回、移住をしています。
大学進学・大学院 では、都市部で暮らし、
ポスドクになってからは、首都圏、もしくは、地方都市数カ所を転々としました。
そんな私が、アラフォーにして、今まで縁もゆかりもなかったような地方に就職先を決め、移住しました。
もともと実家が田舎だったので、地方暮らしはすぐ慣れるだろう、と思っていたのですが。実際、見知らぬ土地で新しい生活を始めることは大変なことでした。
それでも、数ヶ月暮らしているうちに、仕事上でも関わる人が増えてきて、自分の居場所も増えてきます。その中で、都市部ではなく、地方にきてよかった、と思うことを書いていきたいと思います。
地方の良い点
・お店の人や職場の事務員さん(ほぼ地元出身)の対応が親切。
・学生さんは、優しくて穏やか。
・食べ物が美味しい。
・移動しなかったら一生やらないだろうけど、ずっとやりたかったようなことが身近になる(市民農園への参加など)。
悪い点
・首都圏や都心部の方が、子供の教育面においては安心感がある。首都圏は中高一貫校が点在し、大学進学への意識は強い。
・教育機関などに古い体制、価値観が残っている可能性がある。
・お洒落な雑貨屋、ファッションのお店が少ない。
ざっとこんな感じです。子育てをする上で一番重要な教育面に、不安が残る状況です。とはいえ、私も一地方出身者なので、教育なんて、なるようになることはよくわかっています。実際、地元の友達も、近所の友達も、皆、そこそこ良い大学に進学していきました。都市部も地方も、頑張る気持ちがあれば実は大差ないのです。
でも、ちょうど私と同世代の子育て世代は、都市部、首都圏を好みがちなのに対し、地方での暮らしは驚くほど敬遠されます。同僚のご家族、奥様にも、地方の転勤を嫌がる方が多いと聞きます。
また買い物も、最初は不便に感じます。それでも、私の地元には、田舎でもお洒落で綺麗なお姉さんがたくさんいました。お洒落な人は、年に数回、都市部に買い物に出かけて、可愛い服をたくさんかってくるんですよね。ずっと地方暮らしだと、そんな遠方に出向いての買い物が、それほど苦じゃなくなってくるのです。
うーむ。。つまりは、私が地方暮らしに前向きなのは、私が一地方出身者ということが、かなり影響していますね。実際は、移動した当初はかなり戸惑いがありました。
そんな環境の変化に戸惑う一方で、最近になって、地方独自の居心地の良さにも改めて気づきました。
人が親切で優しいのです。最初は、私がもう若くないから、遠慮して皆、丁寧に対応してくれるのだと思っていました。でも、こちらにきた私の身内が「こっちの人は対応が優しいね」と言うので、改めて、土地柄とも思えるような人の優しさに気づきました。
お店、病院、市役所での窓口対応も、親切で、口調も優しいのです。大学生も、優しい(地域性もあるでしょうが)。あと、今までやったことがないようなことが、身近になります(つまりは釣りとか、家庭菜園、陶芸などなど、趣味が増えそうです)。移動したことで、新しい体験は必ずできます。
まだここにきて、職場にも、職場以外にも、顔見知りも少ないけれど、数年経って知り合いが増えれば、さらに居心地が良くなるだろうと思い始めました。
地方に暮らしでドライブをしていると、過疎化が進んだ地域をよく見かけます。過疎化が進む地域を通るたび、その未来を思うと不安になるります。若い人がもっと地域に増えて欲しいと、日々思っています。
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