3歳児神話を無視するの巻

うちの母は、この神話の支持者でした。

母自身が保育園でパートをしていたこともあり、小さい子が保育園で、遅くまで預けられている。ということに対し、かわいそうだと言っていました。

実際に、お迎えが遅いご家庭の子は、寂しがりやだったり問題児だったりすることもあるそうです。そんな私は、母の信条に逆らい、0歳児から我が子を保育園に預けています。

私も、研究やキャリアを何としてでも続けようと思っていました。奨学金返済の必要もり、お金は必要以上に、常に減る状況だったのも、キャリアを続ける意欲になっていたかもしれません。

乳児を預けられるギリギリの月例、生後2ヶ月から、一時保育を週1、2回利用し、息子が生後10ヶ月から、保育園に入園させました。

うちの母の影響もあり、一時保育を利用することも、保育園の申請をすることも、私は不安でたまりませんでした。ホルモンバランスの乱れもあったせいか保育園申請はものすごくパワーと勇気のいることでした。そんな時に、頼りにしたのが、先輩方が子育てする姿だったり、ブログでのお母さんたちの実体験だったりします(こればかりは、母さん(実母)の経験を全く参考にしなくて、今でも後ろめたい気持ちになります)。

おやびん(2号)もそうでしたが、すぐに預けて復帰しているお母さんの姿に、その子供たちの姿に、どれだけ勇気づけられたかわかりません。

実家は遠方で、母は体調を崩しがちだったこともあり、子育てに頼れる家族は夫のみでした。日中はほぼ、一人で赤ちゃんの世話をして、出産後2ヶ月経った頃には、疲弊して精神的にもまいっていました。そこで、初めて一時保育した時の安心感は今でも忘れません。

2ヶ月だったせいか、まだ人見知りもなく、4歳の女の子と遊んでいたそうです。保育士のお姉さんが、息子が泣いて困ることもなく、可愛かったと、メッセージを残してくださいました。保育士さんたちの、赤ちゃんの扱いの上手さにびっくりしたものです。彼女たちは息子の日々の成長について共有できる、本当に心強い存在でした。

ちなみに、初めて一時保育の予約の連絡を入れたのは、生後2ヶ月に満たない頃で、市のパンフレットやHPをみても、何もわからないので情報を聞き出すためだけに近所の保育園に連絡しました。

その時、今お子さんは何歳ですかときかれ、1ヶ月ちょっとです。と答えた時、の保育園のスタッフさんの対応が、ものすごく怖かったのを覚えています。そんな小さいの、預けられるわけないでしょう。うちの一時保育は6ヶ月からですよ!

てな感じです。

そこでとても傷つきまして、以降保育園への電話は夫に任せることが多いです。そのあと、夫が別の保育園に連絡して、すんなり2ヶ月の乳児の一時保育先が見つかったのです。それに、対応するスタッフさんの声のトーンが、夫に対しては全然違うことがあるんですよ。みんな彼にはやさしい。保育園への対応では、結構な頻度で夫を頼りにしていました。

 

 

ちなみに、私は、母の教育方針で2年間しか保育園に通っていません(成長が遅かったので、保育園に預けるのはかわいそうと思ったそうです)。

そんな私が、0歳から保育園に通っている息子と自分を比較して、自分の性格は、保育園登園期間の違いによるかも、と感じたことがあります。それは、

人見知りの性格

私は、保育園の頃も、小学生の頃も、先生に心を開くことはそんなになかったですし、心を開いて頼っている大人は、ほぼ、自分の親だけでした。

ところが、

息子は、先生どころか、友達の親や、我々親の友人達にまで、心開きまくりなのです。簡単に、自分の場所を家族以外のところで作れてしまうのです。私には、絶対に出来なかったことです。

幼少期から、親以外に自分の身を預けていた大人がいるということは、信頼できる大人や場所が、家庭や親以外にもあったという状況であって、

それは、成長後の人付き合いには、ある程度影響をしているかもしれません。なんといいますか、人と付き合う際に、心のバリアを下げるという点では、幼少期からの複数の大人との信頼関係が、重要なかもしれません。

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