森で出会ったお食事中のナメクジ。キノコの上にナメクジ。不思議の国のアリスに登場する、キノコの上でキセルをふかす芋虫を思い出しました。

ワンオペ育児は手抜き家事で乗り切ろう

働きながらのワンオペ育児では、まともに家事を実施していたら命がいくつあっても足りません。

いかに手を抜けるか、楽をするかが、乳幼児育児期を乗り切るポイントです!!

下の子の育児休暇が明け、職場に復帰した頃、仕事の都合で夫とは別々に暮らしていました。

親や親戚は遠方に暮らしており、周りに頼れる人はいませんでした。

しかも子供は手のかかるいわゆる “育てにくい” タイプ。

そんな状況での働きながらのワンオペ育児は本当に大変で、下の子が産まれてからの3年間は私の人生で最も体力と気力を消耗した時期でした。

下の子が産まれた時、日本学術振興会のPDとして研究室に在籍していた私は、産後6ヶ月から職場に復帰していました。

上の子と3歳違いで産まれた下の子は、毎晩30分~1時間に1回は泣くような夜泣Kingで、しかも、その夜泣きはなんと3歳になるまで続きました。

下の子の凄まじさを記した記事は↓です
育てやすい赤ちゃん、育てにくい赤ちゃん

せっかく自分の研究費を持っていて、研究環境も良いのに、毎晩細切れで何回も起こされる、という状況に長期間さらされているせいで日中も全く頭が働かず、研究もなかなか進みませんでした。

そんな生活が続いたある日、室内で洗濯物を干している時に、落とした洗濯物を拾おうとしゃがんだ拍子に意識を失ってしまいました(居眠りこいただけかもしれませんが)。

気がつくと23時過ぎ。居間に行くと子供たちがテレビで「情熱大陸」を鑑賞中でした。

ちびっ子が二人で情熱大陸を観ている様子はなんだか可愛らしくて笑ってしまったのですが、その光景を目にした時、突然、

「こりゃいかん。死んでまう。。。」

と思いました。

そして翌日から、(私の考える)不要な家事は一切しない生活を始めました。

【洗濯は週末のみ】

私の衣類も子供の衣類も大量に購入し、平日は洗濯しない

洗濯は休日のみ、休日に何回も洗濯機をまわす。

洗濯物は室内に干し、着る時まで干しっぱなし。

毎朝物干し竿から必要な衣類を回収して着る。

子供服は、オークションが安くて大量に買えるので便利でした。

【食器は全部使い捨て】

箸、スプーン、フォーク、皿は全て使い捨てを採用。

食後の片付けは残り物と一緒に全部ゴミ箱へポイしてお終い。

情操教育? エコ? 私含め、家族の安全の方が大切です。

宅配弁当も利用してみたのですが、今日はこれ食べたくないなぁ、と感じる日に食べたくないものを食べなければならない状況が苦痛で、数ヶ月で辞めました。

もっと色々な会社を試したら私に合う宅配弁当に出会えたかもしれないけれど、そんな気力もありませんでした。

それに加えて、宅配弁当の使い勝手も私にはイマイチでした。

「食後お弁当箱はさっと水洗いして返却すればOK」

と言われたので、それなら楽で良いね~と思って契約したのですが、

利用し始めてみると、実際に消費者に求められているのは

きちんと洗剤洗い
ささっと水洗い

なんだな、と思う事が多々あり、これもストレスでした。

ちゃんと水洗いしてるのに、翌日、お弁当の宅配BOXに

「お弁当箱は返却前に洗浄して下さい」

という手書きのお手紙が入っているのです。

当時の私にとっては、弁当箱をちゃんと洗って返さなければいけないのであれば、空き容器をさっと捨てられるコンビニ弁当のほうが50,000倍良かったので、

毎回お弁当箱をきちんと洗わなければならないのであれば利用したくない、と、理由を率直に伝え解約しました。

お問い合わせ窓口の人も、解約担当の人も、みなさん口を揃えて

「さっと水洗いすればOKだから」

って言ってましたけど、宅配の人が直接客に文句を言うようではちょっとなぁ。。。そこまで美味しくもないし。。。

まぁ、私には合いませんでした。

【離乳食はレトルト】

離乳食はAmazonでまとめ買い。出汁を取ったり、食材を裏ごしして製氷皿で冷凍していた上の子の時からは考えられません。

レトルト離乳食は栄養への素晴らしい配慮がなされていたし、メニューが豊富なので、むしろ私が作るより良しでしょう。

食器に出さず、容器から直接食べさせていました。

お出かけの時にも、何種類かカバンに入れておけばいつでも何処でも食べさせられますし、保存も利くし本当に便利でした。

ちなみにですが、母の手間隙かけた離乳食で育った上の子は好き嫌いが多い子に、レトルトの離乳食で育った下の子は何でもモリモリ食べる子に育ってます。

なんか。。。ちょっと複雑。。。

【布団は乾燥機で干す】

布団乾燥機サイコー。お漏らし布団も消毒用エタノールをスプレーして布団乾燥機をセットしておけば帰宅する頃にはふわふわに。臭いも気になりません。

ホースを伸ばして布団に突っ込むタイプが使いやすくて

布団乾燥機は、子供が大きくなってからも靴の乾燥などに使えるのでイチオシです。

日曜の夜に、「あ、上履き洗ってない、、、」なんて言出す子供にイライラせずにすむので重宝しています。

【掃除はほどほどで】

ちょっとぐらい部屋が汚くても死なないでしょ。ってことで超適当。たまに帰宅する夫が家をピカピカにしてくれていました。

自分が生活してもいない家を掃除してくれるなんて、なんて優しいんでしょう。

ありがたや~。

庭の草取りに除草剤を使うようになったのも、この頃からでした。

 

これらの家事改革は、私の心身の健康維持にかなり功を奏し、改革以降は随分穏やかに、楽しみながら毎日を過ごす事ができました。

私は、母親の心身の健康は子の安全や健やかな成長にも関係すると考えています。

なので、結果的に、“手抜き家事” は子供にとっても良かったと思います。

多くの家庭で当たり前に実施されているからといって、誰にとっても、どの家庭にとっても、今すぐにやらなければならない、または、絶対にしなければならない家事って、実はそんなに無いんじゃないかな?と思っています。

 

リケ女2号の私見に満ちたひとりごと

この “手抜き家事” について話すと、「あなたはダメな母親ですね」といった反応をする人も少なからずいました。

きっと、社会的にどんな立場にあろうとも、どんな社会生活を送っていようとも、母親なら家事も育児も完璧にこなして当然だ、と思っているのでしょう。

例え私が専業主婦だったとしても、効率的に物事を進めるのが悪いなんてことは無いはずで、そんなこと言われる筋合いはありません。

そもそも、手抜きの何が悪いんでしょう?

同等の結果が得られるのであれば、何の問題も無いのでは??

レトルトの離乳食を食べる我が子を見て

「母ちゃんの飯も食えないなんて可哀相にな~」

とのたまった男性が研究室にいました。

彼のお宅では、家事も育児も専業主婦である奥様が担っており、彼は離乳食を作ったことも無いそうです。

まぁでも、そのような人達の意見など、気にするほどのこともありません。

心身の健康を保ち、家庭内で子供と穏やかに過ごすために必要な努力をしているだけなので、胸を張って、自分の時間を効率的に使えば良いのです。

色々と家事の “手抜き” 方法をご紹介しましたが、これらの方法は、本当に楽チンでした。

もし、疲れたな、時間が足りないな、と思う事があったら、是非、試してみて下さい。

お母さんがニコニコしているのは、子供にとっても嬉しいことです。

罪悪感なんて感じる必要はありませんよ~。

 

⬇︎こういう紙のお皿がすごく使いやすくて良かったです。電子レンジOKな点も魅力です!

⬇︎ウチの子はベビーフードで大きくなったと言っても過言ではありません。特に茶碗蒸しが大好きでした!

⬇︎ノズルタイプの布団乾燥機は子供が大きくなってからも本当に便利ですよ〜。

⬇︎当時は無理だったけど、家計に余裕があったら、必要に応じて家事代行を頼むのも凄く良いと思います。

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