お散歩中に出会ったカシワマイマイっぽい幼虫。触角を含めた体長は10cmほど。向かって右が頭、左がお尻です。目を惹くふさふさ加減でした。

完全母乳育児のメリット・デメリット – ①

私は2人の子供を完全母乳で育てました。

私には完全母乳育児の経験しかないので、人工ミルクでの育児は想像の範疇でしかありませんが、完母で良かったな、と思うこともあれば、ミルクにすれば良かったな、と思うこともありました

私のこれまでの経験から、私が感じた、完全母乳育児のメリット・デメリットなどを2回に分けて紹介していきます。

まずは第1弾、私が感じた完全母乳育児のメリットについてのお話です。

私が完全母乳での育児を選んだのは、単純に、ひじょ~に母乳の出が良かったからです🐳。

妊娠中には漠然と、ミルク代が浮くから母乳で育てる方が良いかな?程度には考えていましたが、母乳で子供を育てたい、という願望や希望はありませんでした。

母乳が出れば母乳で育てれば良いし、出なければミルクで育てよう。不摂生な私の母乳より、各社の技術の結晶であるミルクの方がむしろ赤ちゃんの健康に良さそうだ、くらいに思っていました。

そんな私が、完全母乳で2人育てた経験から感じた完全母乳育児のメリットと、一般的にはメリットと言われているけど実感しなかったな、ということを紹介します。

私が感じた完全母乳育児のメリット

【授乳がラク】

完全母乳育児のメリットは、何といっても授乳が楽ということに尽きるかと思います。

哺乳瓶を洗う/消毒する、お湯を沸かす、ミルクを作る、という作業が、乳房を出す、という一瞬で完了します(ミルク作りは常日頃行われておりますが)。

夜泣きの時など、身体を起こすこともせず、子供を抱き寄せてぱいぱいをくわえさせれば泣き止んでそのうち寝るので楽でした。

また、ずぼらな私では、哺乳瓶が汚染されて子供が体調を崩す、という事態も懸念されますので、授乳に関する機材の管理をしなくて良かったのは大変なメリットだったと感じています。

なお、授乳に関しては、3時間間隔で規則正しく行いましょう、という話もありますが、私は授乳時間を気にしたことは無く、子供がお腹が空いていそうなら授乳する、というスタイルをとっていましたが、子供は元気にすくすく育ちました。

個人的には、寝ている子供を起こしてまで規則正しく授乳する必要はないかな?という印象です(というか、せっかく寝ている子供を起こすなど、もったいなさ過ぎてできませんでした)。

【ミルクを買わなくて良い】

ミルクを購入する必要がない、というのは、金銭的にも、ミルクを買う手間的にも、非常に大きなメリットでした。

また、ミルクだけでなく、哺乳瓶や消毒液など、人工乳での授乳に必要な機材を揃える必要が無いという点でも、金銭的に助かりました。

さらに、私は授乳用の下着や衣服は買わず、既存のものでやりすごしたので、母乳を与えるために発生した費用といえば、授乳ケープの代金と、授乳によってお腹が空いて、(多分)増大した食費ぐらいでした。

外出中の授乳はプライバシーの確保された場所で、と決めていたので、授乳用の衣服や下着がなくても不便はなく、

今やどこにでも授乳室があるので、授乳室がなくて困る、ということもありませんでした。

【外出がラク】

外出の際には、授乳についての準備が全く不要なため、とても楽でした。

子供の食料・飲料は全て私の体内に備わっていますから、一緒にいて、授乳できる場所さえあれば、何の準備が無くても、いつでもわが子が喉を潤し、お腹を満たすことができます。

なお、「授乳できる場所さえあれば」というのは、有事の際には「いつでもどこでも」に変更可能でもあります。

この、いつでもどこでも何の準備が無くても子供を満足させられる、という状況は、母親として非常に安心できるものでした。

【人体の神秘を味わえた】

授乳期間中には、乳房で母乳が作られている時に乳房にジ~ンとした痛いような感覚が生じ、今まさに母乳が作られている、ということを実感できる時があります。

四六時中感じられるものではなく、急いで作るときにこの感じがするのかな?という印象で、授乳中に、授乳していない方の乳房で感じることが多かったです。

授乳中やそろそろ授乳、というタイミングでなくても、子供と一緒にいない時に、元気にしてるかな?などと子供のことを考えただけでも、ジワ~ッと母乳が作られるのを感じました。

頭で子供のことを考えただけなのに身体で母乳が作られる、ということは大変神秘的に感じられ、経験できて良かったな、と思っています。

【お酒が飲めない】

当たり前のことですが、授乳中はお酒が飲めません。

私はと~ってもお酒が好きで、健康のためにはお酒は控えなきゃいけないな、と日頃から考えているので、授乳によって否応無しに禁酒を余儀なくされたのは、私にとってはとてもありがたいメリットであったと言えます。

母乳育児のメリットと言われているけれど私は実感できなかったこと

【母親が痩せる】

母乳を与え続けたおかげで産後体重の減りが良かった、ということは無かったです。逆に、授乳をやめたら太った、ということもありませんでした。

授乳中はとってもお腹が空くので、たくさん食べてしまい、授乳によって消費するエネルギーと、食事として摂取するエネルギーが同じぐらいだった、ということかもしれませんが、

授乳のダイエット効果を期待していた身としてはとても残念でした。

【子供の身体が強くなる】

これについては、厳密には同じ個体を母乳で育てた場合と、ミルクで育てた場合を比較してみないと分からないので、実証することは難しいと思うのですが、

我が家の場合は、2人とも同じ母親の母乳で育ったものの、上の子は病気知らずだった一方、下の子はちょっとしたことで入院が必要なほど熱が出るような貧弱坊主だったということと、

1号のお子ちゃまは、ミルクで育ってもの凄く健康優良児だ、ということもあり、私個人としては、乳幼児期の健康に母乳/ミルクで、一個人が感じるほどの大きな影響はないのかな?という印象です。

それにしても、子供を産む前は女性の魅力の一つ、みたいな位置付けだった乳房が、子供を産んだとたんに水筒&お弁当箱にジョブチェンジする、というのは、個人的にはなんとも不思議に感じます。

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