お友達にもらった深海魚ラブカの上顎どアップ。とても鋭い歯がびっしり並んでおり、興味本位で口の中に手を入れたら、歯があちこちに引っかかって手が抜けなくなりました。

完全母乳育児のメリット・デメリット – ②

私が2人の子供を完全母乳で育てた経験から実感した、完全母乳育児のメリット・デメリットなどを2回に分けて紹介していく第2弾、

私が感じた完全母乳育児のデメリットについて紹介します。

私は、母乳育児に特別なこだわりがあったわけではなく、たまたま母乳の出が良かったから、という理由で母乳育児を選択しました。

というか、母乳しか与えていなかったら、気付いたら子供が全く哺乳瓶を受け付けなくなっていました。

私には完全母乳育児の経験しかないので、人工ミルクでの育児は想像の範疇でしかありませんが、完母で良かったな、と思うこともあれば、ミルクにすれば良かったな、と思うこともあり、

(多分ないけれど)もし次があれば、できれば母乳とミルクの混合で子供を育てたいな、と思っています。

私が感じた完全母乳育児のメリットは主に以下の通りです。

      • 授乳がラク
      • ミルクを買わなくて良い
      • 外出がラク
      • 人体の神秘を味わえた
      • お酒が飲めない

いずれも私にとって大きなメリットでしたが、母乳だけで子供を育てることには、私にとっては、それなりにデメリットもありました。

私が感じた完全母乳育児のデメリット

【授乳は絶対に私がしなければいけない】

完全母乳で子供を育てて一番大変だと感じたのは、いつ何時でも子供に授乳できるのは自分だけ、という状況です。

自分の母乳だけで子供を育てていると、授乳に関しては、誰も助けてくれません。というか、助けることができません。

どんなに毎晩の夜泣きがひどくて寝不足でも、夜中に子供が泣いたら私が起き、私が授乳しなければなりません。

夫が「自分も授乳したいのに😢」と思っていたのか、「授乳しなくて良くてラッキー😋」と思っていたのかは、私にはわかりませんが(なんとなく後者のような気がしますが。。。)

疲れ果てている中で、夫が横にいるのに全く助けてもらえない状況は、精神的にも肉体的にも厳しいものでした。

おそらく、「自分は対応すべき人間ではない/自分では対応できない」と認識しているせいだと思うのですが、

夫は子供が夜中に泣いても全く目を覚まさずグースカ眠り続け、それを見るたびに私は、強い孤独感に苛まれました。

研究室に復帰してからは、仕事の都合で夫とは別々に暮らしていたので、この、夜中の孤独感を感じることはあまりありませんでした。

この1点に関しては、夫と別々に暮らすのもそう悪いことばかりではないのかもしれないな、と思ったり思わなかったりしています。

【授乳期間中はずっと一緒にいなければならない】

日頃から哺乳瓶を使っていない我が子達は、哺乳瓶で授乳しようとしても全く受け付けず、結局、哺乳瓶で授乳できたのは産まれた直後の入院中だけでした。

※利用していた保育園は、母親が授乳に行くことが可能な環境でした。

そうなると、空腹時に私がいない = お腹空きっぱなし となってしまいますので、子供と離れるわけにはいきません。離れていられるのはせいぜい数時間です。

子供を夫に任せて学会に参加する、といったことが出来なかったので、最初から母乳とミルクで育てておけば良かったな、と思いました。

哺乳瓶が使えるようにもっと頑張れば良かったのですが、育児を始めたばかりの頃は「どうしても哺乳瓶を使いたい」という気持ちも無かったため、

子供の口に母乳を入れた哺乳瓶を突っ込んで、時折哺乳瓶の中身を暖めなおしながらそのまま10分以上、一番長い時で30分以上抱っこしていても、

子供は泣き喚くだけで哺乳瓶の中身は全く減らない、という状況に耐えられず、何回かやってみて諦めてしまいました。

子供との我慢比べに負け、その結果、泣き喚けばそのうち口の中から哺乳瓶がなくなる、という成功体験を子供に与えてしまっていたのです。

1度母乳になれてしまった子に対して哺乳瓶を使わせるためには、「絶対に哺乳瓶を使うんだ」という強い意志を持って臨まないとお互いに時間と労力の無駄になる、という例だと思います。

どちらかといえばデメリットと感じたこと

【常に適した状況で授乳できるとは限らない】

昨今は多くの施設に授乳室が完備されています。

授乳期間中には授乳室がある場所を選んで出かけていたこともあり、授乳したいのにできない!という状況はほとんどありませんでした。

それでも、何回か、授乳に適した場所が探せず、困ったことはありました。

私はなんとなく、授乳ケープで隠していたとしても、人前で授乳することに抵抗があったので、そのように感じたのかもしれません。

肌を見せたくない、という気持ちももちろんありましたが、どちらかというと、公衆の面前で乳房を出すなんて人様の迷惑になるのでは?という思いが強く、なかなか外で授乳ができませんでした。

※誰かが目の前で堂々と授乳を始めても、ビックリはしますが、迷惑とは思いません。

【お酒が飲めない】

禁酒を余儀なくされたのは、お酒大好きな私にとってはメリットでもありましたが、妊娠発覚から卒乳までず~っとお酒を我慢して、辛いと感じたこともあったので、私にとってはデメリットでもありました。

 

その他、項目立ててまで言うほどデメリットと感じていませんが、乳房に張りがなくなりました。言い換えると、垂れました。

授乳中の乳房は、

たくさんの母乳が造られて痛いほどパンパンに張る
⇒吸われてペシャンコになる

の繰り返しです。

それを子育て2回分実行したので、なかなか年季の入った感じになってしまいました。お疲れ様でした、ありがとう。という感じです。

母乳育児のデメリットと言われているけれど私は感じなかったこと

【母乳は腹持ちが悪く夜泣きがひどくなる】

上の子も下の子も母乳だけで育てましたが、上の子は夜泣き知らずだった一方、下の子は卒乳して離乳食をモリモリ食べるようになってからも、3歳までず~っと夜泣きしまくりでした。

なので、わたしの経験からは、母乳育児と夜泣きの頻度には、一個人で実感できるほどの相関は無さそうだ、という印象です。

リケ女2号の私見に満ちたひとりごと

私が一番辛かったのは、授乳は絶対に自分でしなければならないことでした。

私が大好きなアメリカのドラマ
「デスパレートな妻たち」
で、リネットが

「育児中は絶対に1人に慣れないのに、とても孤独である」

といったような事を言っていましたが、私も本当にその通りだと思います。

そして、私が一番そう感じたのが、2人目を育てている時の、特に授乳に関する部分でした。

なお、1人目を完母で育てたのに、性懲りも無く2人目も完母になったのは、1人目を育てた時には、ここで示したデメリットをあまり感じていなかったからです。

1人目は本当に育てやすかったので、完母で辛いと思った事もありませんでした。

結局のところ、母乳で育てるにしてもミルクで育てるにしても、親によって、子供によって、適している/適していない がそれぞれ異なり、どれが一番良いかは Case by caseだな、というのが私の感想です。

物心ついてから、

「あなたは母乳で育ちましたか?それともミルクで育ちましたか?」

なんて聞かれたことはありません。

同様に、大人になってから

「あの人凄いわね~、やっぱり 母乳/ミルク で育った人は違うわね」

なんて言葉を耳にしたこともありません。

なので、母乳でもミルクでも、お母さんと子供がより笑顔でいられる方法を選ぶのが良いんだと思います。

読んで下さってありがとうございました😊

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